最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「駅で待ってます…っ…」



『了解』



携帯を香椎さんに返し、脱いだユニフォームを芽に押し付け、私はバス停まで走る。



「「頑張れ佐由美ー!!」」



成美と芽の声に振り返ると、4人が手を振って居た。

何をどう頑張れば良いかはわからない。

でも、みんながくれた時間を無駄にはしない。

ノーメイクで良い。

セーターにデニムだろうと構わない。

早く。

早く、会いたい――…。