最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「電話、出てみな?」



「いや、仕事中なんで;;」



「大丈夫。ほら」



顎で店内を差す香椎さん。

ドアから見える手前のレジで、ユニフォーム姿の成美がVサインをしてる。



「……どうせ、芽とかのイタズラでしょ?」



『もしもし』



「……何で……?」



みんなの変な企みだと思ったのに、電話の相手はまさかの井ノ原さん。

ニヤニヤとお店から出て来た下川さんと芽。

けど私は、涙が出そう。