最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「…いや。今日は遅いし寝るで」



「…うん?」



立石の横に寝転がり、腕枕ではなく、ただ肩を抱いて寝る事に。

なのに、何を思ったのか、俺の空いてる手を両手で握って来る。

胸の前で、力を込めて来る立石。

電気を消し忘れられた部屋。

ハッキリと、目が合った立石。



「2人だと暖かい。2人だと寂しくない。こんな日を、またくれる?」



立石はきっと、俺に何を思ったわけじゃない。

俺が急に離れて、寂しかったんだろう。