最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~

「ママ、ジューシュ!さゆちゃくりた!」



「良かったねぇ!」



隙間を抜い、芽に駆け寄って行った杏ちゃん。

エリアマネージャーの肩越しに居る芽の、隣に居る下川さんが、「ありがとう」と手を挙げるのが見える。



「あ。こちらがリーダーの立石さんだ」



私に気付いた現・エリアマネージャーの本田ーホンダーさんが、隣の人に私の紹介をする。

振り返り、頭を下げて来た甘いマスクの人。