えーと… 何この学校! 広すぎ。 さっきから探している教室がちっとも見つからない。 みんな貴族みたいで話しかけづらすぎだよ。 話しかけるなオーラむんむんでてるし! あ、同じ色の制服の人がいる! あの人なら話しかけても大丈夫かな? 『あのー。すみません。』 『…。』 あれ? 聞こえなかったのかな? 『あのっ!A組ってどこですか?』 私は思わず相手の腕をひっぱってしまった。 おかげですごい睨まれてマス。