そして優しさを込めて言った


「お前ごときで喧嘩なんてしねーよ」




ホントは嘘


もうダチには戻れないかもしれない



それ覚悟で今があるから




けどそれじゃきっと彼女は罪悪感に押しつぶされる


だから、


「玄関で待ってっから」


この小さな嘘だって彼女の為に本当にしてみせる





だから、君はただ


俺だけに焦がれてればいいんだ



―fin―