ルートを変更して、30分は経ったと思う。 その間にアニソンが3回流れ、その度にモエさんの舌打ちも小さなものから大きくなっていった。 あんなに騒がしかったクドでさえ、口数が減りノートパソコンを操っている。 『悪足掻きにしては、用意周到だね』 「それもここで終わりだ」 モエさんがそう呟くと、町外れのような辺りに何もない場所で車は動きを止めた。 それと同時にクドが一目散に飛び出していく。 すると、目を覆いたくなるほどの痛いくらいのヒカリが一面に広がった。