その時、タイミングを見計らっていたかのように電話が鳴り響いた。 スマートに椅子から立ち上がったモエさんは電話を受けると、こちらのソファーに近付きクドちゃんの額を小突いた。 「クド、仕事だ」 まさに鶴の一声。 あんなにウトウトしていたクドちゃんの瞳が見開いた。 「ハナビシー!!ちょっと行ってくる」 先に出て行ったモエさんの後を追うようにクドちゃんも出ていく。 1人残されポカンとする私。