私に大いなる同情を!!

発せられた音声とともに、蝶子さまなら体内で凄まじいエネルギー融合の音が、

きゅいいぃ――ぃぃいんん!!

と高速で起動!?

しかも蝶子さまは依然、私のおててをしっかと握っておられるではあーりませんか!

「私死ぬんですか? 私死ぬんですか――っ!?」

まだたったの17歳なのに!?

っていうか、エネルギー集束音が高音に達しすぎて聞こえなくなりましたっ!

あああっ、私の命もいよいよ!?

襲いかかってくるだろう爆撃に備え、キュッと目を閉じて体を縮こまらせた私を――