私に大いなる同情を!!

おろおろしてしまう私を尻目に、蝶子さまはつ、とダイヤモンドのしずくを頬に一条、伝わせます。

「短い人生だったなぁ。……でも、凛ちゃんとなら――」

そして、がしっと両手を掴まれました

『7……』

蝶子さまの、真摯な眼差し、そして発言。

「私、死ねるわ」

「え゛」

『6……5……』

ちょ……ちょっとお待ちください?

蝶子さまはさっき、自爆しようとかなんとかおっしゃられましたよ。

ね!? そうでしたよね!?

っていうかもしかして、私っ、巻き添えにされようとしていますか!?

無理心中ですか、これは!