「会長、悪ふざけはよしてください!」

と、私は制服の人為的神業で乱されたシャツを正しながら、ニヤニヤと机で頬杖を突く蝶子さまに言いました。

さっき、どさくさ紛れに蝶子さまの指先が私の、私の、私の、わた、しの~~~――……うっ、もうっ、秘密ですっ!!

「とにかくっ、こんなアブノーマルなハレンチ行為は禁止ですッ、会長! 業務に差し支えますから!!」

私の厳しい裁下に、え~、と唸る蝶子さま。

けれど、ここで引くわけには参りません。

武士ではありませんが武士の名が廃れます。

……あれ? なんかヘンなこと言った?

と、とにかくです!