「あら。それってどこまで付き合うのかしら? Aまで? Bまで? Cまで?」

「もちろんCと言わずZまでとことんです!」

「わーい。じゃあ、とことんいただきまーすっ」

「キャーッ!? 会長の指が、指先が指先が指先が私のほぉ――!?」

どんがらがっしゃん、と凄まじい音がしました、朝の生徒会室、続きです。

そしてそこのロッカーに頭から突っ込み、見事にへこませたばかりか、がらがらと倒してしまった少女が、ひとりいます。

私です。

……はい、うるさい子でごめんなさい。あとで呪っておきますね。