「とにかく、手は繋がせてもらう。
俺は、何があろうとお前を守る。だから、迷子なんかになられちゃ困る。」

・・・・・・・・・あぁ、そうか。
ソウは、あたしの警護が仕事だったね。


「固いなぁ。相変わらず。
あたし、そんなに迷子になりそうに見える?」

「見える。」


即答って・・・
ちょっとショックなんだけど!


「リア様。」

あたしが軽くショックを受けていると、シオがポンポンとあたしの肩を叩いた。

「ん?なんだい?シオ。」


「どこに行くかが決まりました。」


「あれ?話し合ってたの?」


「はい。リア様とソウが何か言い合っている間にヒルゥとレオと私で。」


あ、だから誰もツッコんでくれなかったんだ!

「シオ!あたしの精神年齢、5歳じゃないよね!?」


「え?・・・・・・さぁ、どうでしょうねぇ・・・。」


シオは真剣に考え始めてしまった。

えぇっ!!!そこは『違いますよ!』って、即答するところでしょう!!!


「リーちゃんの精神年齢ー?え、3歳じゃないの?」

話に入ってきたヒルゥがさらりと笑って応じた。


「あ、あたしのガラスのハートが・・・!!!」


「「「どこらへんがガラス?」」」


うわぉ。
3人してハモらせてきやがった。

しかもヒドイっ!!!
またもやグサッときたぜコノヤロー!

あたしが一言・・・いや、十言くらい言ってやろうと口を開いたら、今度はのしっと、頭に重みが。