星の雫~超極秘のお姫様~

「ルネイさん、レオ。やめて、そういうの。
あたしの前で、やんないでッ・・・・・・。」


情けなくも、あたしの声はかすれていて。

なんだかすごく苦しかったけど。


それでも、言った。

だって、本当に、嫌なんだ。



もわもわもやもや、イライライライラ、して。

ツキンッツキンッって、胸が痛むんだもん。



あたしの言葉の後、数秒の沈黙が部屋を支配した。


や、やっぱ、言っちゃ駄目だったのかな・・・?



なんだか泣きそうになっていると、ポンと頭に手が置かれた。




「・・・・・・へ・・・」


顔を上げれば、どこか嬉しそうに笑っているレオと目が合った。

頭の手の主は、レオらしい。



って、なんで笑ってるの?


首を傾げれば、レオはやっぱり嬉しそうに口を開いた。

ほんのり、頬が赤い気がするのは・・・気のせいかな?



「リア。俺とルネイは友達で、そうゆうのじゃないから。

――あと、あんま・・・期待、させんなよ?」


最後の方の言葉は、かすれていて、よく聞こえなかった。


「最後の方、なんて言ったの?」

だから、あたしはそう聞いたのに。

「なんでもねーよ。」

そう、レオは笑って、答えてはくれなかった。