星の雫~超極秘のお姫様~

真っ白な白衣を着たヒルゥが、パタパタとこっちに駆けてきていた。


あぁ、癒される・・・。



ふわふわとしたヒルゥのクリーム色の髪は、横の方が少し寝癖がついていた。


ぴょんっと跳ねている髪が、ヒルゥの可愛らしさを引き立てているように思うのは、あたしだけかな?


・・・あたし、ヒルゥの可愛らしさには勝てないと思う。



「どしたの?リーちゃん。頭抱えちゃってたよね?だいじょーぶ?」

コテンと首を傾げるヒルゥ。



あぁぁぁぁあああ////


どうしてヒルゥは男なの!?

可愛いにも程があるだろっ!!!



「ヒルゥ・・・可愛すぎ。襲っちゃうぞ?」


呟けば、ヒルゥは顔を真っ赤にした。



あぁ、可愛い。


というか、あたし、可愛いって単語、使いすぎじゃない?

この数分でどんだけ思ってんだよ!!!



けどヒルゥは、真っ赤になった顔をすぐに平常に戻し、ニヤリと笑った。



・・・・・・・・うん?



ヒルゥらしくない、なんか、悪魔っぽい笑顔。

ヒルゥなら悪魔じゃなくて、小悪魔になるはずだけど・・・


首を傾げれば、ヒルゥが口を開いた。

ミルクココア色の瞳が、妖しく光る。