電話を切り終えた後、いつの間にか春奈は寝ていて、取り敢えずしゅんちゃんに裕也が来ることを伝えた。
すると、意外な答えが帰ってきた。
「あ、やっぱ先輩と付き合ってるんだ?」
と。
やっぱ?先輩?
そういえば、しゅんちゃんは中学の時もサッカー部だった。
裕也もサッカー部だったから、知り合いなのだろう。
これで、先輩と呼んだことは解決したけれど、やっぱってどうして?
「やっぱって?」
そう聞くと、
「さっき、俺が着替えてから戻ってくる時、見てたんだよね」
そう言われた。
「嘘⁉︎」
少し大きな声で言ったので、しゅんちゃんに怒られる。
「ど、どの辺りからみてた?」
そう聞くと、ニヤッと笑い、
「最初から」
と言われた。
嘘だろ?…最初からとか恥ずかしすぎる。
でも、一つ言わなきゃいけないことがある。
「あ、でも私たち付き合ってないよ?」

