「今日はもう帰っちゃうか」 「…そうします?」 そう私が提案に乗るとにっと笑い立ち上がる裕也。 「生徒指導の先生には明日みっちり怒られようっと」 そう言い私も立ち上がる。 すると、何かを思い出した様子で私の手を取り裕也が走り出した。 「どこ行くの?」 「保健室!」 「えっ?」 保健室…? 何するんだろう?