「私も…これ外しちゃうと本当にだめになっちゃうような気がしてたんだー」


そう言い、ネックレスを表に出す。


「結局空回ってただけだったんだなー…皆んなに謝らないと」


「そうだね」


「ていうか、さっき教室に来て色んなこと言ってたけど…もう学校中にばれたな」


そう言えば…あの時は必死だったから…


「そう言う裕也だって!大勢の人の前で私のこと抱きしめてたよ?」


「う…それは…ていうか、俺は付き合ってることはばれても良かったんだけど」


「そうなの?でも、私の方がばれると厄介なんだよね〜…って、明日から怖い先輩に裕也のこと取らないでよ!とか皆んなのものだったんだから!とか言われたらどうしよう〜…」


「そんな心配してたの?」


なんて軽く言って笑う裕也。わっ笑い事じゃないのに!