話が気になり授業も地に足がつかない状態だった。
何時もなら寝ちゃう古典の授業なのに寝てなんていられなくてちゃんと起きていた。
授業が終わり、しゅんちゃんの手招きで廊下に出る。
辺りをきょろきょろと見渡し、廊下で話すのもだめだと思ったのか渡り廊下に出た。
「話って?」
そう聞くと、なんだか苦い顔をしながらこちらを見るしゅんちゃん。
「何?」
「あ…あのさ…すごい言いにくいんだけど…ゆあって裕也先輩のこと…好きだよな?」
「…好きに決まってるじゃん」
好き…だから一緒に居たいのに今隣に裕也は居ない。
遥か遠くに行ってしまったように感じる。

