「う…ちょっと怖い」
ぐーっとゆっくり近づいてくるきりん。
大きな顔が目の前に現れ少し戸惑う。
「ははっ」
その様子を隣で見て笑う裕也。
えさを渡すと黒く長い舌がぬっと出され、えさを受け取る。
「黒い!」
「そうなんです!紫外線を吸収しないために黒紫色の舌をしているんですね〜」
「へ〜」
係員さんにそう説明され、すごいと感心する私を見て、また、ふっと裕也に笑われてしまった。
体験が終わり、その場を離れると、また笑う裕也。
「ゆあはまだまだ子供だな」
「ええ?!」
「小さい子みたいにはしゃく姿見てたら笑い堪え切れなくなった」
う…
ついさっき子供のようにはしゃげなくなったと言っていたので少し恥ずかしい。
「だって、あれはテンション上がるでしょ?裕也も体験すれば良かったのに」
「俺はやったことあるんだよ」
「そうなの?」
じゃあ、今やってもあんなにはしゃがないってことか。
って、裕也のはしゃぐ姿って想像しにくいな…
…見てみたい!

