「寒いから…一緒に…」 もぞもぞと動きながら私に近づき抱き枕かのように抱きしめられる。 ドキドキしてたまらない。 背中を向けているから顔は見えない。 「ふっ…ドキドキしてる」 耳元でそう囁かれてすこしびくっとなる。 それにもまたくすっと笑われる。 「…裕也だって…」 背中にぴったりと寄り添う裕也の鼓動も聞こえてくるのでそう返すと、 「そうだよ?…こんなことしててドキドキしないやつなんて居ないだろ」 開き直られて返す言葉がなくなってしまう。