夢の中で楽しんでいた私は、誰かにゆさゆさと揺らされ、はっとなり起きた。
「次の駅で降りるぞ」
「…わっ私いつのまに!」
よだれたらしてない?!
焦りながら手を顔に当てる。
どうやら、心配していたことは起こっていなかったみたい。
「っていうか、ごめん!もしかして、私ずっと寄りかかってた?」
「ん?まぁ…でも、可愛い顔が見えたよ」
さらりとそう言う裕也にさらに調子を狂わされ、顔を真っ赤にしてしまう。
「からかうと本当おもしろいな」
そう言われ、目を見開きすぐに顔を顰め睨む。
「冗談だよ…素直になると、恥ずかしいな」
「素直に…!?」
お互い真っ赤になった私たちは、遊園地の最寄の駅で降りた。

