「私はしゅんに送ってもらうけど…どうする?送ってこうか?」


そう春奈に聞かれる。

しゅんちゃんと春奈の家は正反対のはずなのに、遅くなったときはちゃんと彼氏として送ってあげるみたい。

そんなカップルの邪魔なんてできないし…


「家まで近いから大丈夫だよ!」


そう言って、私は一人で帰ることにした。



何時だろうと思い携帯を見ると、丁度電話がかかってきた。