「つーかさ、いつまで待たせるつもりだったんだか」 「ご、ごめん」 ジュースを片手にベンチに座る私たち。 「そのごめんってすぐ言うのらしくない」 「ごめ…」 またごめんと言いかけて、はっとなり口を噤む。 「いつもの威勢のいいゆあはどこに行ったんだか」 「うるさいなぁ」 そう私が言うと、いつも通りだなんて言って笑う裕也。 それにつられて笑ってしまう。 私たちの間にショートケーキのような甘ったるい空気が流れる。 「…好きだ」 周りに誰もいない中庭で私たちはキスをした。