「おい、お前どこに居るんだ」
何度か望くんに電話をかけている裕也。
「繋がったの?」
「いや、留守電いれた」
留守番電話…
絶対出てくれない気がする…!
「…ていうか、腹減った」
「え!これで買いに行くの?!」
「ずっと食べてないんだからしょうがないだろ」
んー、それは…きつい…よね
「あ、もうあそこでいいや、買いに行くぞ」
そう言って指さしたのは屋台。
って、そこ女の子多いから!これ見られちゃまずいよ
でも、お腹すいているせいなのか、この手錠のせいなのか、何だか少しイライラしているようで今そんなことを言い出せない。
せめて私だとばれないようにと俯きながらついて行くことにした。

