「裕也の彼女さ〜ん」
少し遠くの方から声が聞こえ、顔を上げると、金髪が目に入る。
「あっ!」
多分、裕也の友達の…親友?の望くんだ。
こんにちは、と頭を下げる。
「あれ?一人?」
「あ、友達と彼氏の間に入るのはちょっと…と思って…一人です」
そう笑いながら言うと、
「そっか!俺もね、裕也が生徒会で呼ばれちゃって一人なんだよね…だから、一緒に回らない?」
ナンパ…!?
では、ないな多分。
なんとなく…分かる…ていうか、望くんは私と裕也の関係を知っているはずだから、ただ誘ってくれただけだと思う。
「まわってくれるんですか?」
「もちろん?」
そう言い、私の手を取り歩き出す望くん。
「あ、あの…手…手を離してもらっても…?」
少し歩いたところで、私がそう言うと、
「へ?あ!ご、ごめん!」
と以外にも頬を赤くして手をすぐ離してくれた。
見た目とは反し、あまりにも可愛らしい反応をするので、見た目だけで判断してはいけないなと考えさせられた。

