「おい、望!」
今の…声!
望くんの後ろから聞こえる声。
「あ、もう来ちゃったの?裕也くん」
近づいていた望くんが、私から離れくるっと後ろを向く。
「お前、何もしてないだろうな?」
望くんが離れたことで、少し周りが見えるようになった。
「してないし、話してない…よね?」
裕也のほうを向いていた望くんが私に確認するように首を傾げこっちを向く。
「…ぎりぎり?」
話してないって、許婚とか、一緒に住んでることだよね?
それは、言っていない…けれど、女子からの視線が痛いので…帰って…ほしい…です。
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