「え、古関さんって二中だったんだ⁈」
中学の話になり、私の出身中学校の名前を言うと、すごく驚かれた。
「まって、僕もだよ?」
えっ…?僕も…?
確かに、私の出身校は生徒数が多いし、全く喋ったことがない子が居てもおかしくはないけれど…
「ほ、本当にいた?」
そう冗談混じりで言うと、
「い、居たよ?一年だけ」
そう言われた。
「一年か!あーなるほどね!」
一年間だけなら、お互い覚えていないのも納得できる。
「びっくりしたし、焦ったよ〜」
そう言うと、僕もと胸に手を当て、少しほっとしたような表情を浮かべる。
「ていうかさ、草野くんって喋ってみると意外と話しやすいんだね」
と、さっきからずっと思っていたことを言う。
クラスでは、あまり前に出るようなタイプではないし今日話してみて、こんなに会話が続くとも思っていなかった。
「うーん、少し人見知りしちゃうからかな?」
「そうなんだ」
「でも、こんなに楽しく話せたのは、古関さんだったからかも」
「どうして…?」
「どうしてだろうね?」
いつもの優しい雰囲気の草野くんが、少しいたずらな笑みを浮かべる。
「教えてくれても良いのにー!」
「ふふ」
そう草野くんが私をみて笑う。
「あ、私ここのマンションなんだ」
「えっ⁈」
「も、もしかして?」
「僕も同じ…」
「ええーーーー⁈」

