俺様の熟した恋の実~10years~




放課後、いつも通り図書室で涼雅と勉強。


あんなに集中力が無かった涼雅が、かなり集中して勉強してる!?


「…羽音。その問題の答え違くね?」

「えっ……これ?4個じゃないの?」

「5個が答えだと思うんだけど」

「うわっ…ほんとだ…。涼雅すごいね…」

「休み時間返上だからな」


下手したらあたし涼雅に順位抜かされるかもしれない。


この数学の問題だって応用問題だし……



「数学のテスト範囲終了~。あ……羽音、英語の教科書貸して?」

「いいけど……はいっ」

「どうも。………焦ってる羽音もかわいいよ」

「うっ、うるさい!」


どうしよう!


このままだったら………


ほ、ほんとに50番以内入っちゃうかも!?