放課後、いつも通り図書室で涼雅と勉強。
あんなに集中力が無かった涼雅が、かなり集中して勉強してる!?
「…羽音。その問題の答え違くね?」
「えっ……これ?4個じゃないの?」
「5個が答えだと思うんだけど」
「うわっ…ほんとだ…。涼雅すごいね…」
「休み時間返上だからな」
下手したらあたし涼雅に順位抜かされるかもしれない。
この数学の問題だって応用問題だし……
「数学のテスト範囲終了~。あ……羽音、英語の教科書貸して?」
「いいけど……はいっ」
「どうも。………焦ってる羽音もかわいいよ」
「うっ、うるさい!」
どうしよう!
このままだったら………
ほ、ほんとに50番以内入っちゃうかも!?

