俺様の熟した恋の実~10years~




久しぶりに会った二人は意気投合。


二人でプリンを食べながら話してるから、俺は部屋の隅っこでケータイ。


「まさか羽音ちゃんが涼雅の彼女なんてビックリ!」

「あたしも高校で涼雅に会えるなんて思ってなかったもん!」

「でもよかったぁ~……羽音ちゃんで。変な女来てもヤダ!」

「ははっ!相変わらず正直者だねっ…」

「つーか凉菜、自分の部屋帰れ」

「え~ヤダ」


凉菜は生意気にもほどがある。


早く出てって羽音と二人っきりにしろよ~。


そう願うこと一時間。


やっと生意気な妹様が部屋を出てってくれた。


「凉菜ちゃんはかわいいね♪」

「かわいくねぇよ。すっげー生意気だし」

「あたしも、あんな妹ならほしいなぁ」

「いつでもやる。ってか持ってけ!」


二人っきりになったらなったで静かになる。


そんな緊張しなくてもいいのに。


でも、二人で隣にいれるだけ嬉しい。