久しぶりに会った二人は意気投合。
二人でプリンを食べながら話してるから、俺は部屋の隅っこでケータイ。
「まさか羽音ちゃんが涼雅の彼女なんてビックリ!」
「あたしも高校で涼雅に会えるなんて思ってなかったもん!」
「でもよかったぁ~……羽音ちゃんで。変な女来てもヤダ!」
「ははっ!相変わらず正直者だねっ…」
「つーか凉菜、自分の部屋帰れ」
「え~ヤダ」
凉菜は生意気にもほどがある。
早く出てって羽音と二人っきりにしろよ~。
そう願うこと一時間。
やっと生意気な妹様が部屋を出てってくれた。
「凉菜ちゃんはかわいいね♪」
「かわいくねぇよ。すっげー生意気だし」
「あたしも、あんな妹ならほしいなぁ」
「いつでもやる。ってか持ってけ!」
二人っきりになったらなったで静かになる。
そんな緊張しなくてもいいのに。
でも、二人で隣にいれるだけ嬉しい。

