意外にも部屋キレイとか思ってビックリしてんだろ、きっと。
キョトンとした顔のまま床にペタンと座る。
「涼雅って意外とキレイ好き?こんなに神経質だっけ?」
「俺だって部屋くらいキレイなんだよ」
「へ~……意外!あたし来るからって急いで片付けたわけじゃないんだ!」
「当たり前~!そうなんの羽音だろ」
「失礼なっ!あたしもキレイです~」
羽音と話してる途中に思い出した。
俺、スズにプリン渡すの忘れてね!?
コンコンー………
このノック絶対スズだ!
「ちょっとお兄ちゃん……凉菜のプリンは?」
「わりぃ、今渡すから」
「……あっ!羽音ちゃんじゃない!?違う?」
「凉菜ちゃーん!久しぶり♪」
「羽音ちゃんだー!すっごい久しぶりだ♪」
出来れば凉菜に早く部屋出てってほしい。
でも、羽音が喜んでるからムリに引き離す訳いかねーし……。

