出席番号が前後って関係で咲夜とは仲良くなった。
俺は平凡に暮らしたかったのに、目立ちたがりのコイツのせいで囲まれる生活。
「はぁ~……」
ため息とともに周りを見渡すと二人の女がこっちを見てる。
茶髪のちっさいのと、黒髪の背高いの。
ん………?
黒髪の方見たことある気がする。
気のせいじゃねーよな……。
絶対に会ってる。
俺がパッと黒髪の女に視線を向けると、歩いて行ってしまった。
なんかモヤモヤするけど、とりあえず今は女達から逃げることが最優先!
「じゃっ!そろそろ俺ら帰るから!また会いたかったらE組まで来て!…行くぞ、涼雅!」
「ん。やっと帰れる」
咲夜がこんなこと言うから、また明日から俺らのクラスE組が人口密度高くなんだろ!
早く俺らに飽きればいいのに………。

