俺様の熟した恋の実~10years~




出席番号が前後って関係で咲夜とは仲良くなった。


俺は平凡に暮らしたかったのに、目立ちたがりのコイツのせいで囲まれる生活。


「はぁ~……」


ため息とともに周りを見渡すと二人の女がこっちを見てる。


茶髪のちっさいのと、黒髪の背高いの。


ん………?


黒髪の方見たことある気がする。


気のせいじゃねーよな……。


絶対に会ってる。


俺がパッと黒髪の女に視線を向けると、歩いて行ってしまった。


なんかモヤモヤするけど、とりあえず今は女達から逃げることが最優先!


「じゃっ!そろそろ俺ら帰るから!また会いたかったらE組まで来て!…行くぞ、涼雅!」

「ん。やっと帰れる」


咲夜がこんなこと言うから、また明日から俺らのクラスE組が人口密度高くなんだろ!


早く俺らに飽きればいいのに………。