俺様の熟した恋の実~10years~




ゴロンと布団にねっころがった涼雅。


さりげなーくあたしも隣にねっころがる。


「布団1枚でいいよな」

「敷き布団じゃ狭いよ」

「狭い方が羽音近いし」

「涼雅が素直だ~♪きゃっ……」


あたしの手をぐいっと引っ張り、涼雅は自分へと寄せる。


あぁ………涼雅との距離が近すぎて一気に心臓が忙しくなった……。


ドキドキ……


あたしの顔も赤くなってるに間違いない!



「なに緊張してんの?毎晩、おんなじ布団で寝てんじゃん」

「でっ、でも……。いつもより近くない?」

「もっと近く来いよ……」

「…うん。行く…」


涼雅の布団に入って、腕枕をしてもらう。


優しく頬に触れられれば、あたしは恥ずかしくて目を逸らす。