ゴロンと布団にねっころがった涼雅。
さりげなーくあたしも隣にねっころがる。
「布団1枚でいいよな」
「敷き布団じゃ狭いよ」
「狭い方が羽音近いし」
「涼雅が素直だ~♪きゃっ……」
あたしの手をぐいっと引っ張り、涼雅は自分へと寄せる。
あぁ………涼雅との距離が近すぎて一気に心臓が忙しくなった……。
ドキドキ……
あたしの顔も赤くなってるに間違いない!
「なに緊張してんの?毎晩、おんなじ布団で寝てんじゃん」
「でっ、でも……。いつもより近くない?」
「もっと近く来いよ……」
「…うん。行く…」
涼雅の布団に入って、腕枕をしてもらう。
優しく頬に触れられれば、あたしは恥ずかしくて目を逸らす。

