【羽音side】
温泉ってポカポカして大好き~♪
涼雅のことはかなり待たせちゃったみたいだけど、待っててくれたの嬉しい。
着替えの荷物を部屋に置いてからは下の階にあるバイキングに行く。
「あたし何食べようかなぁ~」
「さっきあんなに饅頭食ってたのに、よく食べれるな」
「別腹だからねっ」
「うわ~……太るぞ。デブ」
「あたし涼雅の彼女なのにー!」
涼雅はあたしをイジメてる時が一番楽しそうなんだから!
ふてくされるあたしにお皿を渡す。
でも、これから美味しいご飯食べれるからいいや~♪
ご機嫌上々なあたしは涼雅の左腕にぎゅっと抱きつく。
「涼雅~。何か美味しそうなの選んで?」
「分かったから。羽音、手離せな?」
あ………涼雅が珍しく照れてる!?
こんな涼雅もかわいい♪
あたしは、お皿に山盛りの食べ物を乗せて座った。
「羽音。食べれるだけ盛るんだからな」
「知ってるよ~。全部食べれるもん」
パシャっとケータイで写メを撮ってから、いただきまーす♪

