約3時間、羽音の話を聞いてるとあっという間についた。
「う``~!寒いよ~!涼雅寒い!」
「だって雪降ってるじゃん!」
チラチラ雪が舞い降りて溶ける。
「でも……雪キレイだねぇ~♪」
「そうだなぁ。その分寒いけど」
「チェックインまで時間あるから遊ぼうよ!」
羽音に手を引っ張られて土産物店が、ズラーッと並ぶ場所へ行く。
実際、ここにこんなに名産品があるんだろうか。
「うわぁ~…パンダかわいい!このパンダすっごいかわいい♪」
「俺の部屋、パンダでうめる気か!」
「え~……これダメ?」
「パンダなら家にたくさんいるだろ。な?」
やたらとデカイパンダのぬいぐるみを離して他のモノを見る羽音。
試しにパンダの値札を見ると『15,000』。
諦めさせてよかった。

