俺様の熟した恋の実~10years~




次の日の放課後、体育祭の話で盛り上がる校内。


あたしは廊下へ出ると、無造作な黒髪の男の子が立っていた。


「煌也くん!」

「よっ!羽音ちゃん。ちょっと付き合って?」


煌也くんについて行くと、サッカー部の部室へ連れて行かれた。


まだ誰もいない………。


「いきなり呼んでごめん。伝えたいことあってさ」

「ううん、大丈夫だよ」

「じゃあ勇気を出して……。羽音ちゃんに一目惚れしました。付き合って下さい」

「え……」


あたし告白された!?


煌也くんに……告白されちゃった!?


「俺の彼女になって支えてほしいんだ…」

「ごめんなさい…。あたしには彼氏がいるから…」

「そっか……そーだよな!羽音ちゃんやっぱ彼氏いたかぁ~!」

「気持ちは嬉しい。ありがとう」


煌也くんはいいお友達で、あたしには涼雅ってゆう大切な彼氏がいる。



でも気持ちはすっごく嬉しいよ。