次の日の放課後、体育祭の話で盛り上がる校内。
あたしは廊下へ出ると、無造作な黒髪の男の子が立っていた。
「煌也くん!」
「よっ!羽音ちゃん。ちょっと付き合って?」
煌也くんについて行くと、サッカー部の部室へ連れて行かれた。
まだ誰もいない………。
「いきなり呼んでごめん。伝えたいことあってさ」
「ううん、大丈夫だよ」
「じゃあ勇気を出して……。羽音ちゃんに一目惚れしました。付き合って下さい」
「え……」
あたし告白された!?
煌也くんに……告白されちゃった!?
「俺の彼女になって支えてほしいんだ…」
「ごめんなさい…。あたしには彼氏がいるから…」
「そっか……そーだよな!羽音ちゃんやっぱ彼氏いたかぁ~!」
「気持ちは嬉しい。ありがとう」
煌也くんはいいお友達で、あたしには涼雅ってゆう大切な彼氏がいる。
でも気持ちはすっごく嬉しいよ。

