俺様の熟した恋の実~10years~




サッカー部のベンチに座って煌也くんとお話する。


話上手で人を飽きさせないから、モテるんだろうなぁ~。


「俺の特技サッカーしかねぇんだよなぁー。他のスポーツできないし」

「あたしはスポーツ全般苦手だからっ。その分勉強頑張ってるかな?」

「羨ましいなぁー!俺、勉強そんなに得意じゃねぇから」

「何位くらい……?」

「んーでも、学年10位!」


すっごい頭いいじゃん!?


サッカーできて頭も良くて、カッコイイとか絶対にモテるよね!


「そろそろ練習戻ろっかな。キャプテンがサボってるわけいかねーし!」

「脚……無理しないでね!キツかったら休んでた方がいいから……」

「羽音ちゃんは優しいね。俺、練習頑張れそう。長話付き合わせてごめんな?」

「ううん!色んなお話できて楽しかったよ」

「そっか……。それじゃっ!またなっ!」


グラウンドに走って戻ってく煌也くん。


仲間みんなから笑顔で迎えられて人気ぶりが分かるほど。


よし!あたしも帰ろ!