サッカー部のベンチに座って煌也くんとお話する。
話上手で人を飽きさせないから、モテるんだろうなぁ~。
「俺の特技サッカーしかねぇんだよなぁー。他のスポーツできないし」
「あたしはスポーツ全般苦手だからっ。その分勉強頑張ってるかな?」
「羨ましいなぁー!俺、勉強そんなに得意じゃねぇから」
「何位くらい……?」
「んーでも、学年10位!」
すっごい頭いいじゃん!?
サッカーできて頭も良くて、カッコイイとか絶対にモテるよね!
「そろそろ練習戻ろっかな。キャプテンがサボってるわけいかねーし!」
「脚……無理しないでね!キツかったら休んでた方がいいから……」
「羽音ちゃんは優しいね。俺、練習頑張れそう。長話付き合わせてごめんな?」
「ううん!色んなお話できて楽しかったよ」
「そっか……。それじゃっ!またなっ!」
グラウンドに走って戻ってく煌也くん。
仲間みんなから笑顔で迎えられて人気ぶりが分かるほど。
よし!あたしも帰ろ!

