電話から3日後、カイさんがついに学校へ来た。
直接報道については聞かれないものの、視線がすごい。
「カイさん久しぶり。あ、撮影お疲れ様」
「ありがとな~♪ハワイかなり暑い!」
「それより………雪花大丈夫なの?」
「ははっ!今だに連絡つかねー。俺、せっちゃんに嫌われたわ」
「ふ~ん。それは残念」
咲夜が仕事で早退したせいで、昼休みは俺とカイさんの二人きり。
俺まで視線痛い……!
「涼雅他人事すぎー!せっちゃんにマジで嫌われたかなぁ……」
「だったら?」
「仕事する気っつーか、生きる希望なくなる」
「雪花に嫌われてる訳ないじゃん」
ガックリ肩を落としたカイさん。
頼むから雪花、電話出てやってくれ……
俺だけじゃ手におえねー!

