女の子の群れもいなくなった頃、サービススマイルのカイさんはくたくた。
よくやりきったよカイさん!
「ん~…ファンの子たくさん嬉しいけど……疲れるぅー……」
「その声聞こえたらマズイよーカイさん!」
「ちょっ、お前らこのこと秘密なっ?」
「分かってる。あの人数よく対応したよな」
カイさんは、まだどこかあどけない笑顔を見せて机に突っ伏した。
今度は、バッと身体を起き上がらせる。
忙しい人だな……。
「今日みんなでご飯行こーよ!俺今日仕事休みだ!」
「もちろん、カイさんの奢りだよね~♪」
「俺もカイさんの奢りなら咲夜と行くー」
「先輩だし奢りは当たり前~!ガッツリ焼き肉行こー♪」
「いやったー♪」
先輩のはからいで俺らは放課後、焼き肉へ。
羽音には悪いけど今日は別行動。

