俺様の熟した恋の実~10years~




【涼雅side】



キーンコーンカーンコーン………


昼休みのチャイムが鳴ると必ずやってくる人物。


「おっす♪お昼一緒にいっしょー?」

「だから何で決めつけてんの、いっつも…」

「まぁまぁ、いいじゃん!俺らの先輩なんだし♪」

「咲夜は仕事上でも先輩だからだろー?」


呆れてる俺を見下ろすのは、あの若手有名俳優のカイさん。


転校して来てから昼休みは必ず俺らんとこに来る。


来ない日は仕事で早退か欠席の時だけ。



「にしてもお前らよく食うね~!さっすが成長期男子!」

「カイさんが食べなさすぎ!」

「いくら俳優でも身体壊したらダメじゃん。咲夜なんてモデルなのにこんな……」

「いいだろー!別にっ!腹減ってんの!」

「いいね~成長期!俺はもう体型維持だからさぁ~…」


俺は購買で買ったパン3個。


咲夜は弁当プラス購買のパン4個。


カイさんはとゆうと、野菜ジュース1パックだけ。


ストイックだなぁ~………。