俺様の熟した恋の実~10years~




しばらく雪花ちゃんのホワイトデーの話しに花が咲く。


あたしのホワイトデーはいつ~……?


「羽音!まだ涼雅くんから何ももらってないの?」

「残念ながらまだ何も……。絶対に忘れられてるよー!」

「そんなこともないんじゃない?」

「え?」


雪花ちゃんは、首を傾げながらあたしを見る。


キレイな黒い瞳に吸い込まれそう……。


「さっき涼雅に会ったけど、かなりソワソワしてたし……」

「ほら!帰りに渡してくる可能性だってあるじゃん!」

「そう。今日は修了式で終わりだしね」

「そうだといんだけど!はぁ~」

「涼雅に限ってすっぽかす訳ないって思うわ」


雪花ちゃんの言葉信じてみようかな……。


涼雅は忘れてるはずない!


あたし待ってるからね!