狭いバスタブに、羽音を足の間に入れて二人でお風呂。


真っピンクの入浴剤で身体が見えないとは言え、密着がかなり高い。


「涼雅っ……もうダメ…!」

「ちょっと黙って入ってろよ~」

「恥ずかしくて耐えらんないの!」

「じゃあ、あと10秒数えたらあがる」


真面目に10秒数える羽音は、幼くてかわいい。


風呂からあがって、お互いの髪をドライヤーで乾かす。


スズの髪乾かしたことあるから馴れてる。



「はははっ!涼雅の髪ぺっちゃんこ!こんなサラサラなんだね~」

「ワックス取れたらな。でも、やっぱ染めてるから傷んでる」

「キレイな茶色…。ピアスも付けてないね」

「寝る時までつけねぇよ。引っ掛かるし」

「素の涼雅もカッコイイかも……」


そんなこと言われたら、ほんとに我慢できなくなる……。


どんな女よりも、羽音にカッコイイって言われるのが一番嬉しいし本気にする。