藍い月と…



「あんた名前は?」


と、未だ眉間に皺を寄せながら

訊いてくる


『人の名前を訊く前に

自分が名乗るのが普通じゃないですか?』



「はっ、俺様にそんな口とは

随分と生意気じゃねえか」


とか言いながら

俺は大河な、そう教えてくれた


『アタシは依琉(エル)』


「依琉っていやぁデ○ノートみてえな

名前だな?」


大河は笑いながら言ってのけた

アタシの名前をアニメのキャラと

被せやがったな…

今に見てろよ大河

お前のその素晴らしく

整った顔、崩してやる