DarkRight

*杏奈Saido*

「そっか…」

五月の過去が、こんなに辛いことだったなんて…

「同情しないのか…?」

五月が目を丸くして聞いてきた。

「同情なんかされて嬉しい…?私だったら同情なんかされたくないな。」

すると、五月が満面の笑で

「ありがとう!」

と言って抱き着いてきた。

五月の頭を撫でているうちに、眠くなり、五月も私も寝てしまった。