「取り敢えず、お前たちは自宅待機だ。処分は後で考える。」

処分・・・。

仕方のないことだ。

まだ高校生だと言っても、仕事をもらったからには責任をもって行わなければならない。


なのに、俺達は守ることもできず、今杏奈は俺達の隣にはいない・・・。

守れなかったことに悔やんでいるのは俺達だけじゃない。

全員悔しそうに顔を歪めている。

俺達だって杏奈の捜索をしたい。

だけど、俺達の失敗が事につながっている。

社長の判断に頷かる負えなかった。