*星夜Saido*

「「「「「申し訳ございませんでした!!」」」」」


数時間前、杏奈が男数人に連れ去られた。

追いかけたが間に合わず何処かへ行ってしまった。

そして今、俺たちは社長室にいる。

「・・・お前たちはボディーガードなんだぞ?娘と仲良いのはいいが、仕事だ。何の為に娘にボディーガードをつけていると思ってるんだ。」

杏奈と話している時の父親の顔とは違い、社長の顔になっている。

それに、俺らがどれだけ大人のように振舞おうとしても、やっぱりガキだ。

こんなときどうしていいのかさえ分からない・・・。