「でも、毎回嫌だなぁ。俺、人がいいから断れないし」 困っちゃうよ、と類が笑った。 ……呆れた。 こいつは端から見たら紳士的で性格もいい。 でも俺は、こいつの裏の顔を知ってる。 本当はかなり腹黒いやつなんだ。 間違っても王子さまキャラなんかじゃない。 ……ま、女達の夢を壊すと悪いから言わないけど。 「……じゃあ受け取るなよ」 俺の断りなしにさ。 「だって可愛い子だったんだもーん」 「だからって……」 俺が受け取ったことになるだろ。 断りに行くとか、面倒なんだけど。