「椎木が、三枝さんに告白したらしい」
……え?
「同じクラスだし、今弱ってるみたいだし?言い寄られたら傾いちゃうかもなー」
にこにこと楽しそうな類に、イラッとする。
別れを告げたとき、三枝はただ静かに泣いていた。なるべく見ないようにしてたのは、抱きしめてしまいそうだったから。
そんな今の俺に止める権利なんてない。
三枝の好きなようにすればいい。
俺には関係ない――……。
「行かないの?三枝さんのとこ」
「……蜜、頼むわ」
「了ー解♪」
それだけ言って、俺は教室を出た。
向かう先はもちろん、アイツのとこ。

