「……それなら、その話はおしまいだね。行こうよ、流」 会話を断ち切ったのは、青葉の隣にいる女の子だった。 「……あぁ」 あたしを見ることもなく、青葉は女の子と行ってしまった。 ……終わったんだ、あたし達。 こんなに簡単に。 幸せだったのは、あたしだけだったのかな。 こんなに素敵なものも貰ったのに。 あたしは左手のブレスレットを握りしめて、ただ涙を流した。