冗談なんかじゃなくて、本気で言ってくれてるんだって伝わってくる。
椎木くんの気持ちもわかった。でも……。
「それでもあたしは、青葉が好きなの」
青葉もあたしを好きだと言ってくれた。
きっとこれからも、青葉以外の人を好きになることなんてない。それくらい好きなんだ。
「……そっか」
「うん」
「でも、青葉に飽きたり振られたら、いつでも俺のとこに来いよ」
笑顔の椎木くんに、あたしも笑顔になった。
「わかった。そうする」
まぁそんなことありえないけどね。この頃のあたしは、幸せの絶頂にいたんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…